住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
8月29日(月)のゲストは、シンガーソングライター・あいみょんさん。今回の放送では、8月17日(水)に4枚目のアルバム『瞳へ落ちるよレコード』をリリースしたあいみょんさんが、音楽活動の転機となった楽曲や、11月5日(土)に地元・兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催されるワンマンライブ「AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場」について語ってくれました。
(上段から)あいみょんさん、住吉美紀
兵庫県西宮市出身のシンガーソングライター・あいみょんさん。2016年11月にシングル「生きていたんだよな」でメジャーデビュー。その後、数々の話題曲をリリースし、2018年にはNHK紅白歌合戦の出場を果たします。2022年4月からは全国14都市28公演のアリーナ・ツアー「AIMYON TOUR 2022“ま・あ・る”」を開催中。8月17日(水)には、最新アルバム『瞳へ落ちるよレコード』をリリースしました。
あいみょんさん
◆シンガーソングライターとしての転機となった楽曲
住吉:コロナ禍でもコンスタントに新曲を発表されていましたね。コロナ禍の制作では、どんなことを感じていましたか?
あいみょん:いい意味で、曲を作ったり制作したりする上で、あまり意識していなかったです。制作中にスタッフさんと「早く(状況が)よくなってほしいですよね」って話はするんですけど、楽曲制作や音には影響なかったと思います。
住吉:なるほど。このコーナーではゲストの方に人生の転機を伺っています。あいみょんさんの人生の転機は?
あいみょん:音楽人生で言うと、3枚目のシングル「君はロックを聴かない」を作ったときですね。シンガーソングライターとしての転機なのかなって思います。あの曲ができたときに、「この曲でシンガーソングライターになれるな」と思ったぐらい、自分で作っていてドキドキしたんですよ。自分にすごくいい風が吹いている気がして。その曲をスタッフさんに聴いてもらったんですけど、最初はあまり響かなかったんですよ。
住吉:ええー!?
あいみょん:私は絶対にいいと思って、「いい曲なんです」としつこく言っていました(笑)。そうしたら、途中から「すごくいい曲だ」と言ってくださって、シングルで出すことになったんです。なので「自分が信じた音楽は、折れることなく伝えることが大事なんやな」ってすごく思いましたね。
住吉:めちゃくちゃいい曲だし大ヒットしましたが、最初はそんなに響かなかったっていうのが意外でした。
あいみょん:ギターも下手くそでしたし、吹き込んだデモ音源がよくなかったのかなと思います。でも、ライブでやったときに「いいね」と言ってくれたんですよ。
住吉:なるほど。
あいみょん:私が携帯に吹き込んだデモ音源がめちゃくちゃ下手くそやった可能性があります(笑)。
住吉:デモ音源はいつも携帯に吹き込んでいるんですか?
あいみょん:はい、今もですね。
◆「君はロックを聴かない」誕生秘話
住吉:ちなみに「君はロックを聴かない」は、どんな環境で生まれた曲なんですか?
あいみょん:上京して初めて住んだお家で作った曲です。曲づくりは、あまり夜にしないので、夜ではなかったと思います。スピッツの「醒めない」という楽曲があるんですけど、スピッツって、たくさんのヒット曲を出して活躍されていますよね。
草野マサムネさんは「まだまだ醒めない アタマん中で ロック大陸の物語が」と歌っていて、それを聴いて、すごく感銘を受けたといいますか。それも「君はロックを聴かない」を作るきっかけに少しなりましたね。
住吉:フレーズに感化された?
あいみょん:フレーズとか気持ちがすごくカッコいいなって思いました。
◆人間の瞳とレコード盤の見た目は似ている
8月17日(水)にリリースされた、あいみょんさん4枚目のアルバム『瞳へ落ちるよレコード』
住吉:最新アルバム『瞳へ落ちるよレコード』のジャケット、すごく素敵です。かわいい絵というか写真というか。
あいみょん:ありがとうございます。ジオラマのようですよね。
住吉:アルバムタイトルはどんなところから生まれたのでしょうか?
あいみょん:ざっくりとしたイメージはありますけど、思いつきですね。ふと思いついた言葉が『瞳へ落ちるよレコード』でした。人の黒目って、レコード盤みたいだなと思ったんです。
住吉:言われてみるとたしかに! 真ん中の色が違いますしね。
あいみょん:瞳孔みたいですよね。コンタクトレンズのように、レコードを瞳に落として、体のなかで鳴り響くイメージが、ざっくりありました。
住吉:素敵。そのイメージを思いつくのがすごいですね。ふと思いつくものなんですか?
あいみょん:そうですね。アルバムのタイトルは他にもいろいろ候補があったんですけど、そのなかでもこれが一番しっくりきました。あと、自分だけの言葉を作るのが好きなんですよ。
◆地元・甲子園で弾き語りワンマンライブを開催!
住吉:あいみょんさんの地元・兵庫県の阪神甲子園球場で、11月5日(土)にワンマンライブ「AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場」が決定しているんですよね。地元のシンボリックな場所でのライブは、やはり特別な思いがありますか?
あいみょん:そうですね。緊張しますし、地元すぎて「大丈夫かな?」って思います。実家も甲子園球場からすぐ近くなんです。
住吉:昔から甲子園球場には行かれていました?
あいみょん:はい。めちゃくちゃ野球観戦にも行っていましたし、そこを通らないと、どこも行けないような感じなんですよ。
住吉:そうすると、なんだか不思議な感覚ですね。4万5,000人ほどが入る場所に、お一人で弾き語りなんですよね?
あいみょん:はい。センターステージで弾き語りです。
住吉:バンドじゃなくて、弾き語りというのもこだわりなんでしょうか?
あいみょん:そうですね。弾き語りライブを甲子園球場でするのも史上初になるようなので、「せっかくやったら1人で立ってみたいな」って思いはありました。
住吉:11月に向けてどんなことを考えていますか?
あいみょん:セットリストはまだなんですけど、グッズとかいろいろ考えています。その日は“お祭り”になればいいなと思っているので、私のライブがメインですが、その他にも楽しんでもらえる何かを考えている途中です。
住吉:ほぼ、自宅にお客さんを呼ぶ感覚ですよね(笑)?
あいみょん:ほんまにそうなんですよ!
住吉:「どんな、おもてなしをしようか?」っていうことですもんね。
あいみょん:はい。それを今スタッフさんたちと考えているところです。
住吉:すごく楽しみですね。
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聴取期限 2022年9月6日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/