スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。9月4日（日）放送のテーマは「私の周りの困った人」。リスナーの相談に江原が“ことば”を届けました。

江原啓之

◆夫には感謝していますが…
夫に少し手こずっています。昔から、思い通りにいかないとすぐに腹を立てる人ではありましたが、最近では「それはないのでは？」と、つらくなるくらいです。

夫には、もちろん感謝しています。働いてくれて、家事もしてくれて、仲良く暮らしているつもりでしたが、最近は「夫の心は別のところにあったのかも……」と感じています。

例えば、作り置き用のおかずを、夫が残して冷蔵庫にしまわないでいたので、遠回しに“腐る”と伝えたら、お皿をガシャガシャさせながら割れる勢いで洗い始めました。夫に「怒っているの？」と訊ねると、「人の粗探しばかりして」と言われました。「更年期なのかな……」とも思いましたが、夫は付き合っていた頃から、思い通りにならないと腹を立てていました。

江原さん、愛について教えてください。愛があれば、こんなことは苦ではないのでしょうか。

◆江原からの“ことば”
自分たちで解決してください（笑）。カウンセリングなどでもそうですが、昔から鉄則があるのです。相談者は基本的に嘘つきです。自分の主観でものを言いますからね。聞いたことをきちんと理性的に受け止めて、霊視をしなくてはダメなんです。

「私が悪いんです」と言う人は、（カウンセリングに）来ませんからね。必ず「相手が悪い」と言う。そういう場合は、全体を見て「ちょっと待って。奥さん、あなたが悪いでしょ」と言うことがあるんです。だから、あなたも冷静に考えてみてくださいね。本当に旦那さんが言っているような部分もあるかもしれませんよ。あなたはあなたで、自分の考えを押し付けているだけかもしれません。ご主人は、ご主人の考え方があるのでしょう。

夫婦で長くやっていれば、もうちょっとルールを作れるはずなのに。それを「更年期なのかも……」と、旦那さんに押し付けるところがイヤかな。私も同じように言われたら、「なんでも更年期のせいにするんじゃない。自分をよく見つめなさいよ」と言い返しちゃうかもしれない。ある程度の年数が立っているのだから、楽しく過ごしましょう！

◆江原啓之　今宵の格言
「困った人の多くは、寂しがりやなのです」
「不平不満を言うよりも、自分が対応を変えたほうが楽です」

＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00～22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30～12:55
パーソナリティ：江原啓之
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/oto/