TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、LUNA SEA、X JAPANのSUGIZOさんと宇宙飛行士の山崎直子さん。ここでは、子どもの頃、そして現在も思いをはせる“宇宙”に関する話を語り合いました。
▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
(左から)SUGIZOさん、山崎直子さん
◆山崎直子が宇宙飛行士になれた理由
SUGIZO:僕は子どもの頃から宇宙に思いをはせていましたが、「宇宙飛行士になる」とは思えなかったんですよ。それを実現するに至った山崎さんの行動力というか決断力って、どういうところからきているんですか?
山崎:私が小さいときは、まだ日本人の宇宙飛行士が誕生していなかったので、私も“宇宙飛行士になりたい”なんて思いつかなかったんです。だけど、子ども心に“大人になったら、みんなスペースコロニーに住んでいるんだろうな”と思い描くようになっていました。
SUGIZOさんが、雑誌か何かで“子どものときに、ステージに立って(ライブをして)いることを思い描いていた”っていうのを読んだことがあって、そういう感覚に近いかもしれないです。
SUGIZO:イマジネーションの強さというか、勝手に信じ込んじゃうんでしょうね、僕らみたいなタイプは(笑)。でも、信じることが現実になりますからね。
山崎:そうですねぇ、信じないと始まらないですから。
◆「1億だったら無理だけど…」(SUGIZO)
山崎:宇宙に行くのに年齢制限はないですよ。去年は(ドラマ「スター・トレック/宇宙大作戦」の)カーク船長ことウィリアム・シャトナーが、90歳で宇宙に行かれましたから、まだまだこれからです!
SUGIZO:宇宙に行くにあたって、いろいろクリアしなきゃいけないことはありますよね? 例えば、G(重力加速度)に耐えられる体力も必要じゃないですか。
山崎:そうですね、医学検査などもおこなったりしますけれども、(基準は)年々緩くなっているんですよ。昔は裸眼でよく見えないとダメ、虫歯も1本でもあるとダメって言われていましたが、今は矯正視力で1.0でも良くなったり、虫歯も治療してあれば大丈夫と。身長の幅もだいぶ広がりました。
SUGIZO:裸眼でダメだったら、僕も含めてダメな人がいっぱいいますね(笑)。
山崎:(笑)。でも今は大丈夫です。
* * *
SUGIZO:“2001年に民間人が宇宙に行くプロジェクト”みたいな企画(の募集)が1990年代にあって。実は僕、それに応募していたんですよ。当時は1,200万で民間人でも宇宙に行けると。
僕は今でも、一度は宇宙に飛び立たちたいという夢を持っているので、当時“1億だったら無理だけど、1,000万だったら手が出るかな”と思って(応募しました)。ただ、今はそんな金額じゃ無理ですよね?
山崎:そうですね。今は“宇宙に5分だけ滞在して戻ってくる”という宇宙旅行でも数千万というレベルですから。
SUGIZO:でも、数千万になったんですか?
山崎:数千万ですね。
SUGIZO:そうなんですね。例えば30年後、僕らが80代になる頃くらいには、たぶん民間人が意外と(簡単に)宇宙に行ける時代が来るんじゃないかと、僕は今でも信じていて。
山崎:多分そうなってくると思います。
SUGIZO:もちろん、本当に大富豪の人しかできないような体験かもしれませんが、僕は“死ぬ前に絶対に地球を外から見たい”っていう夢を今でも変わらず持っているんですよ。
山崎:SUGIZOさんのような方に宇宙に行ってほしいなって、本当に思います。
SUGIZO:宇宙飛行士の方からそう言われると、すごく勇気づけられますね。
山崎:本当に(宇宙で)待っていますので、一緒に語らいたいです。
SUGIZO:宇宙で語りましょう!
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/