きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。
9月18日(日)、9月25日(日)の放送では、シンガーソングライターの川崎鷹也(かわさき・たかや)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
(左から)川崎鷹也さん、パーソナリティのきゃりーぱみゅぱみゅ
★ラブソングは「99%が自分の実体験」
この日は、川崎さんのブレイクのきっかけとなった名曲「魔法の絨毯」の弾き語りでスタート! 川崎さんの甘い歌声に、きゃりーは大興奮で「キャーッ、素敵~!」と大きな拍手を贈ります。
歌うことが大好きだった川崎さんは、高校を卒業し、地元・栃木から東京へ上京。通っていた音楽の専門学校で作詞作曲の授業を受けたときに、“自分で曲を作れる”ということに気づき、「その足でギターを買いに行った」と振り返ります。
そして、まったくギターを弾くこともままならない状態ながら「東京に出てきて1ヵ月ぐらいでライブをするようになった」と川崎さん。当時、お客さんはゼロで、披露する曲といえばカバー曲がほとんど。自分の曲は1曲あるかないかぐらいだったそう。同じステージに立つ同世代の人たちとの実力差をまざまざと感じた川崎さんは、その後、音楽スタジオでアルバイトを始め「バイトが終わったら朝までスタジオで練習して……という専門学生時代を過ごしていましたね」と懐かしそうに振り返りました。
そんな川崎さんの代名詞といえば、やはりラブソング。「魔法の絨毯」をはじめ、川崎さんがこれまでリリースしてきたラブソングは、「99%が自分の実体験」と打ち明けます。
現在27歳の川崎さんは、結婚し、もうすぐ3歳になる男児のパパ。結婚したばかりの頃は、サラリーマンをしながらシンガーソングライターとして活動をし、「音楽ではまったくご飯が食べられない状態で、サラリーマンのお給料でやりくりしていた」と当時の苦労を語ります。
2足のわらじだった川崎さんにとって、大きな転機となったのは「魔法の絨毯」がTikTokでバズったこと。それからというもの、音楽の仕事が舞い込むようになり、(2足のわらじの)バランスが保てなくなったことからそれまで勤めていた会社を退職。
家庭を養っていく身として、安定した仕事を辞めてしまうことを「めちゃくちゃ悩んだ」と川崎さん。「音楽一本でやっていきたい」と奥さんに恐る恐る相談してみたところ、「いいんじゃない?」とあっさり背中を押してくれた(同じ高校の2年先輩だった)奥さんのことを「一生頭が上がらない」と語りました。
(左から)川崎鷹也さん、パーソナリティのきゃりーぱみゅぱみゅ
★Chapter#0 Library★
ゲストが背中を押された作品を紹介してもらうコーナーで、川崎さんがセレクトしたのは、映画「はじまりのうた」。
この映画を観るたびに、「初心に戻れるというか、音楽を楽しんでいた頃、お客さんはゼロだったけど、共演者に向けて本気でライブをしていた頃のことを鮮明に思い出すんです」と川崎さん。落ち込んだり悩んだりしたときには、今でもこの映画を観ると“元気”をチャージしてくれるのだそう。
*
また、きゃりーからは「結婚の決め手やタイミングってありましたか?」という質問が。アルバイト時代から交際していた現在の奥さんと“音楽で売れたら結婚しよう”という思いを抱いていたものの、“それっていつ?”とふと思ったときに、「それを理由に逃げているだけなんじゃないかと思うようになった」と言います。
そしてあるとき、同棲をしていた奥さんとひょんなことから大喧嘩に。勢いで家を飛び出した川崎さんは、「数時間経って冷静になって、“彼女が作ったご飯が食べたい”と思ったんです。喧嘩をした後でも“一緒にいたい”“あの家に帰りたい”と普通に思えたんですよね。何十年も一緒にいる人って、きっとそういう人なんじゃないかと思った」と、結婚を意識するようになったきっかけを明かしてくれました。
あらためて、2週にわたる川崎さんとのトークを振り返り、きゃりーは「話をしていてすごく楽しかった。(トークの節々に)めちゃくちゃ頼れる先輩感が出ていて、でもお家には姉さん女房がいるっていうバランスが素敵だなと思いました」と話していました。
次回10月9日(日)の放送も、どうぞお楽しみに!
<番組概要>
番組名:CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~
放送日時:毎週日曜 12:30~12:55
パーソナリティ:きゃりーぱみゅぱみゅ
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/heart/