フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「沢井製薬 presents オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
9月26日(金)の放送は、「食い尽くし系」の父親への対処法に関する相談を紹介しました。
※写真はイメージです
<リスナーの相談>
食い尽くし系の父に困っています。私の家は夜ご飯を家族全員で食べます。料理は日によって変わりますが、大皿に盛って、各自の小皿に分けて食べるスタイルが多いです。
それで困っていることが、大皿に盛っている料理を1人でほとんど食べてしまう父です。父は食べることが好きで大食いです。大皿にはどう見ても、1人で食べる量ではないくらいに盛っているのに、ほとんど食べてしまいます。それも早食いなので、ゆっくり落ち着いて食べることができません。
家族みんなで食べる料理をほとんど食べてしまうと、他のみんながおなかいっぱい食べることができません。何度も食べている時に「ストップ!」と言って注意をしましたが、次の日には忘れてしまいます。
どうすれば、食い尽くしをやめさせることができますか? アドバイスいただきたいです!(20代 女性)
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この相談を受け、パーソナリティの住吉は「ものすごく大食いでいらっしゃるんですね。しかも早食いで取られちゃうと、こっちも落ち着いて『おいしい、おいしい』って食べたいのにね」と相談者に寄り添います。
住吉は「先に大皿をやめるっていうのはどうなんですかね。もうキッチンで、それぞれの人は欲しい量を取って、残りは全部お父さん、みたいな割り振りでするかな、自分だったら」と提案します。
さらに、ユニークなアイデアも披露しました。「よくお寿司屋さんにお子さんを連れていく前に目撃したことがあるんですけど、『このパン食べなさい!』みたいな。事前にお手頃で軽く食べられるものをあえて与えて、お寿司をモリモリ食べすぎないように(笑)」と、事前に腹持ちの良い食べ物を与えて食欲を抑える方法を紹介しました。
「それと同じで、皆さんより多く何か1つ、おなかが膨れるパンとかを用意するとか」とアドバイス。一方で「でも、すごいですね。健康だからそうやって食欲がすごいのかしら? それとも、満腹中枢大丈夫かしらみたいな方なのか、ちょっと気になっちゃいもしますが」と、健康面への配慮も示しました。
そして「結構、こういう問題多いみたいですよ。1人がすごく大食いでっていうアンバランスみたいなことに悩む方は少なくないみたいです、とスタッフが言っていました」と、この悩みが多くの家庭に共通する問題であることを伝え、その他のリスナーにアドバイスを呼びかけました。
パーソナリティの住吉美紀
――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。
◆「人数配分が考えられない」タイプには“個別盛り”が効果的
私の実家の父は、大皿や鍋で出されると「それを食べる人数の配分を考えられない」タイプで、自分が食べたいだけお肉や魚などのメインおかずを食べてしまい、私たちに割り当てられないことがありました。言っても直らないので、そもそも大皿で出すのをやめて、それぞれ個別のお皿に分けるようにしたら、どうも父は「食べ足りない→出された食事量では少ない」ことが分かりました。
もしかしたら、投稿者さんのお父様も食事量が足りていないのかもしれません。(もしかして投稿者さんや他のご家族の食事量が少なめだったりしませんか?)手間ですが、小鉢料理や腹持ちの良いおかずをお父様用に追加してみてはどうでしょうか。ちなみに、私の父の場合はご飯の量を増やすよりも皿数を増やした方が効果的でした。見映えがするからかな?(東京都 30代後半 女性 専業主婦)
◆“野菜から食べてもらう作戦”で食事量をコントロール
我が家の夫も、大食い、大食感、早食いなんです。出せば出すだけ、あればあるだけ食べます。毎晩、「食べ過ぎたー」と、作った私のせいにされます。
そこで、夫専用に、ボールいっぱいのキャベツの千切りや、グリーンサラダを用意し、それからスタートしてもらい、完食したら、メインに行くようにしたら、少しずつ量が減ってきましたよ。ぜひ、試してみてください。(神奈川県 60代 女性 自営業)
◆“お父さんは最後”ルールで家族に連帯感が生まれた
我が家には小学1年生、4年生、6年生の子どもがいます。最近、妻からダイエットを命じられてしまい、大皿料理が食卓に並ぶと、私は子どもたちが食べ終わるのをただ待つだけになりました。子どもたちもその事情をよく分かっていて、「パパが太っちゃうから!」と、使命感に燃えながら一生懸命おかずを食べてくれます。私はといえば、減っていくおかずを見守りながら、「どうか1つでも残りますように……」と祈るばかりです。
こうして、我が家では自然と「お父さんは最後に食べる」というルールができ上がりました。このおかげで、私も食べ過ぎずに済みますし、子どもたちには「パパを守る」という謎の連帯感が生まれ、結果的に家族全体が平和に。妻も安心して食事を楽しめるようになりました。この「お父さん最後ルール」を導入してみてはいかがでしょうか。家族みんなが笑顔になれる、ちょっとユニークな解決策になるかもしれません。(埼玉県 40代 男性 経営者)
◆お皿の色分けで「自分の分」を明確化
私も住吉さんのおっしゃっていた通り、大皿をやめるのが1番かなと思います。我が家は食べ盛りの子どもが3人いる5人家族ですが、個人のお皿を全て色分けしています。平皿、茶碗、スープ皿もです。私が作り、すぐに5人に分けています。色分けされているのでどこに置いても自分の分が分かるため、誰が多いとか少ないとか、もめませんし、苦手なものがある子は少し減らしたりの対応もやりやすいです。慣れたら楽になりましたよ!(東京都 40代前半 女性 専業主婦)
◆おかわりはキッチンまで取りに行くスタイルに
まずは、それぞれのお皿に分けた状態で提供して、余っている分はキッチンの鍋やフライパンに残しておき、おかわりしたい人はそこまで自分で取りに行くスタイルにすれば、何度も行くのが面倒なのでマシになるんじゃないかと。(静岡県 30代後半 男性 会社員)
◆「お父さん専用・特盛り皿」で満足感を
食い尽くし系のお父さんには、注意より"作戦"が有効です。まずは大皿スタイルをやめて、最初から小皿に取り分け。さらに"お父さん専用・特盛り皿"を用意して、「これはお父さんのだから安心して」と伝える。そうすれば、家族は落ち着いて食べられて、お父さんも"俺の分は確保されている"と満足できます。ポイントは、父VS家族の"食卓バトル"を、ルールの工夫で"平和条約"に変えること。食卓は戦場ではなく、団らんの場にしたいですもんね。ちなみにこれ、高校時代の自分が家族からされたやり方です。(東京都 50代前半 男性)
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM