TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。8月31日(水)のお客様は、峯岸みなみさんと早見あかりさん。ここでは、早見さんがももいろクローバー(現:ももいろクローバーZ)を脱退した理由を赤裸々に語りました。
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(左から)峯岸みなみさん、早見あかりさん
◆「自分に嘘をつき続けることが嫌だった」
峯岸:「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)という番組で初めて一緒に仕事をしたけど、そのときに、あかりんの人間性というか“仕事との向き合い方がすごいな”と思って、めっちゃ惚れ直したの。
早見:本当に(笑)!?
峯岸: それと同時に“きっと大変な人生を送ってきたんだろうな”って思った。
早見:私が(アイドルを)辞めるときに、「アイドルには向いていないと思った」って言ったんだけど、それがすべてで。(ももクロ時代は)嫌だったわけじゃないし、本当に楽しかったし、今の私の人生において、あの経験がなかったら(今の仕事も)絶対に無理だった。ももクロっていう過程があったからこそ、今も女優・早見あかりがいるっていうのは自信を持って言える。
でも、無理をしてやり続けることが限界だったんだよね。そう思った一番の理由は、自分に(“私はアイドルに向いている”と)嘘をつき続けることが嫌だった。そして、(続けていたら)他のメンバーにも、ファンの方々にもずっと嘘をつくことになるなって。ももクロって、本当に全身全霊で何もかも捧げて体当たりでやってるじゃん? そのなかで、1人嘘を抱えたまま続けることはできないなと思って。
峯岸:どういう部分で“私、嘘をつきながらアイドルをしているな”って思ったの?
早見:(説明するのが)難しいんだけど、アイドルって、ファンの人が求めている“100点の正解”ってあるじゃん? その答えは頭では分かるのよ、“この人には、これを言うのが最適だな”みたいなのは浮かんでいるんだけど、でも心から“言ってあげよう”っていう気持ちにはなれなかったんだよね。
峯岸:うん、分かるよ。例えば握手会とかで、ファンの方に「他の子を推しちゃおうかな」って言われたときに、「私のことを好きでいてくださいよ」って返すのが100点の答えなのは分かっているんだけど、それが言えないんだよね。
早見:そうそう。だから、自分の本心とみんなが求めている答えのズレがどうしても生まれてくるの。だけど、他のメンバーは本当に無垢なのよ。今は大人になったから、いろいろなことを頭で考えてやっていると思うんだけど、(一緒に活動していた)当時は、年齢を考えても信じられないくらいピュアだったじゃん?
峯岸:私は外から見ていたから、そうやって(ピュアな部分を)受け取っていたんだと思っていたけど、近くにいてもそう思ったんだ。
早見:すごかったのよ(笑)。今もピュアだけど、当時はもっとピュアで。それに100点の正解を頭で考えて出さなくても、(自然と)100点の正解を言っちゃうのよ。
峯岸:天性のアイドルなんだね。
早見:本当にかわいいんだよ。でも私は当時からそういう性格だったので“アイドルは無理だな”って感じたんだよね。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/