シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。11月26日(土)の放送では、若者からのお悩み相談を人生の先輩として受け止める人気コーナー「ねぇ、聞いて!まさはっさん」をお届けしました。そして、今回の放送では、ついに福山さんの新曲に関する大事なお知らせも。
福山雅治
兵庫県姫路市の大入袋さん(20歳・大学生)は、「最近のテレビやニュースで見る同世代の活躍に漠然とした焦りを感じる」のだそうです。
「若くしてガンガン活躍している彼らを見ると、素直に『凄いな!』と感心することができず、『なんだよチクショー……』と嫉妬してしまい、さらには何も成し得ていない自分がみっともなく感じてしまいます。だからといって何かアクションを起こすわけでもなく、ろくに勉強もバイトもせずに実家の布団に寝転びながら一日をボーッと過ごしてしまう自分が本当に嫌いです。
何かに向けて自分を奮い立たせることができればいいのですが、僕には特にこれといったモノがなく、どうしても自分自身をマイナスに捉えてしまいます。このモヤモヤした気持ちはどうすれば晴れるのでしょうか? 福山さんは、自分自身に焦りを覚えたことはありましたか? そのときはどう対処されたのでしょうか?」
若者らしい悩みといえば悩み。ただそれだけに、なかなか出口が見つけられなさそうですが……。
「僕も大入袋くんと同じくらいの歳の頃、実は何も“やらない奴”でした」と、福山さんは音楽デビューを果たす直前の時期を振り返ります。
「デビューに向けての準備は始まっていたので、プロデューサーの白浜久さんにソングライティングの入り口を教えていただいたんです。だけど、どうしたって書けないんですよ、曲も歌詞も。どうすればいいのかわからなかったから、そこで僕は努力することを放棄しちゃったんですよね。今から思えば若気の至りと言いますか、何をやるでもなくパチンコばかりしていました(笑)」
では、そこからどのように福山さんは“やる奴”になっていったのか。そこには、ある重要な気づきがありました。
「僕が自分に対して心底不甲斐なさを感じたのは、デビューした後でした。ファンの皆さんにライブハウスで出会えたことによって、『こんなダメな僕のことでも応援してくれるファンの方がいるんだな』っていうふうに思えたことがきっかけで変わりました。とは言え、どうやったらいいかわからないし、できない……だけど、それでもやるんだと。僕を応援してくれている人たちのためにやるんだと自分に言い聞かせました。苦しかったですよ。しかも、当たり前ですけどすぐにできるようにはなりませんでしたから。4枚目のアルバム『BOOTS』(1992年11月21日リリース)で、ようやく全ての楽曲を自分で作詞作曲できるようになりました。だからそこには、デビューから4年間もやらせていただける環境を与えられたという感謝と申し訳なさが常にセットでありました」
そこで、福山さんは大入袋さんにこんなアドバイスを送ります。
「おそらく大入袋くんも、自分自身の中から何かが生まれてくる人ではないのかもしれない。僕の場合はファンの皆さんやマネージメントのスタッフの皆さんの応援に対して、少しでもいただいたものにお返ししたいという一心で自分なりに努力してきました。大入袋くんもまわりを見てみてください。『テレビやニュースで見る同世代の活躍』とか、そんな遠いところを見なくてもいいんです。そうではなくて、自分の近くにいる人たちへの感謝に気づいたときに、一歩踏み出せるんじゃないでしょうか」
福山雅治というアーティストが形作られていく時期の貴重な話への感慨とともに、だからこそ今、福山さんが生み出す表現に信頼が持てるのだなと強く感じました。
と、ここで――。福山さんの新曲に関する最新情報です。
日本テレビ系10月期日曜ドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』の先週(11月20日(日))の放送をご覧になった方から多くの驚きの声をいただきました。
「『妖』変わったよね⁉ ちょっと長くなった」(みかりん)
「『妖』ちょっとアレンジ入ってましたね? 芸が細かいなあ」(ぴろぴ)
「『妖』、歌詞違ってましたね〜。早くフルで聴きたい!」(あんみつ)
などなど。
そうなんです。ドラマの新スタートに合わせて楽曲も姿を変えていたのでした。となれば気になるのはその全貌。
ということで、主題歌『妖』(あやかし)のデジタル配信リリースが決定しました!!
12月5日(月)0:00より各配信サイトにてダウンロード・ストリーミングがスタートします。つまり、12月3日(土)放送予定の音楽の祭典『ベストアーティスト 2022』(日本テレビ系)で、『妖』をフルで生パフォーマンスした後での配信リリースということで、盛り上がらないわけがないですね。しかも! ドラマに出演されている清原果耶さんと小芝風花さんが応援に駆けつけてくださるとの情報をキャッチ! こちらもお楽しみに。
そして、『妖』のジャケット・アートワークも解禁です。原作である『城塚翡翠』シリーズの装画を描かれている遠田志帆さんの描き下ろしが実現!
「僕からのリクエストは、「もし福山雅治を『城塚翡翠』の世界に登場させていただけるとするならば、どんなふうに描いてくださいますか?」ということでした。つまり遠田さんに僕を『城塚翡翠』の世界に連れて行っていただいた、というわけです」
こちらも合わせてお楽しみくださいね!
それでは、次週12月3日(土)の「福のラジオ」をお楽しみに!
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聴取期限:2022年12月4日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/