4人組バンド・DISH//の橘柊生さん(DJ/Key)と泉大智さん(Dr)が、10月27日（木）放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。10月5日リリースのニューシングル『Replay』について、パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭がリスナーのメッセージを紹介し、制作時のエピソードを聞きました。



『Replay』は、第89回（2022年度）「NHK全国学校音楽コンクール」（通称：Nコン）中学校の部の課題曲です。10月10日に東京・NHKホールで開催された全国コンクールにはDISH//も参加し、コンクールを見届けました。

――リスナーのメッセージを紹介
【私は合唱部に所属しています。『Replay』めっちゃ好きです。高校生なので歌わなかったのですが、Nコンを見ていて学校によって歌い方が全然違うのにどれも感動しました。私も歌いたい！】（16歳）

こもり校長：ということですが、どうですか？

橘：僕らは合唱コンクールをその場で見たんです。めちゃくちゃ泣きましたね。全学校に良さがあって全学校で泣いて、最後の一言みたいなところでもしっかり涙を流しました。

全員：（笑）。

こもり校長：その日は（涙を）出し切りましたね。

橘：そうですね、涙活しました。

ぺえ教頭：涙活（るいかつ）って言うのね（笑）。



こもり校長：（『Replay』オンエア後）温かくていい曲ですよね。『Replay』って聞くと「やり直したい」とか「後悔が……」と思いがちだったり使いがちだったりだけど、別に最高潮の瞬間じゃなくても「あの温かい感じをもう1回」みたいに思わせてくれる。最高の瞬間のちょっと前ぐらいに戻りたいな、と思わせてくれるあったかさが好きですね。

ぺえ教頭：そうだね。“当たり前（の日常）”も、大切に生きていかなきゃいけないと思わせてくれる曲でもあるよね。

泉：そうですね。

こもり校長：この曲は、DISH//先生が作曲に携わっていまして、作詞は（ボーカル、ギターの）北村匠海先生ということですが……これって、どんな流れで制作が始まったんですか？

橘：西尾（芳彦）さんという方と一緒に、コライト的に話しながら作っていきました。まず作曲して、そこから匠海がメロを当てはめていって……たぶん彼なりに、いろんな合唱の曲も聴き込んだんでしょうけど。

こもり校長：うんうん。

橘：僕らも楽屋で曲を流していたりするんですけど、「NHK全国学校音楽コンクール」の話がくる前から合唱曲をけっこう流していたんです。たとえばメンバーで飲んでいて、酔っ払ったらみんなで歌うとか（笑）。合唱曲がけっこう好きなグループでもあったんです。

ぺえ教頭：へぇ、素敵（笑）。

橘：そういう流れで作っていきましたね。

こもり校長：作るのは大変じゃなかったんですか？

橘：作詞はかなり難航したとは思いますね。いろいろ『Replay』したい瞬間も「できないよね」と、彼なりに考えたと思うので。この曲は作詞のほうがすごく難しかっただろうな、と思います。

ぺえ教頭：でもこのストレートな歌詞が、10代の子たちに本当に刺さるなぁと思って。

こもり校長：特に、合唱の課題曲ですからね。DISH//先生の色も出しつつ、中学生がどういうふうに歌うのかも想像しつつだと、使いたい言葉もきっと変わってくるでしょうし。

DISH//：そうですね。

橘：学校によって練習の仕方が全然違って……歌う前に「この歌詞はどういう意味だと思う？」と先生が聞いて、生徒なりに解釈して歌う学校があったり。アルト、ソプラノとパートで少人数に分かれてやったりとか。練習風景も違うけど、後ろの窓に映る景色が夕暮れだったりして、めちゃくちゃ泣けるんですよね。そのあとに聴くと。

泉：（笑）。

ぺえ教頭：あ～いいねぇ。

こもり校長：あらためて、この曲にはどういう思いが込められていますか。

泉：合唱の曲に選んでもらえたのがすごく嬉しいですし、音楽を作る上でみんなで歌えるというのが根底にあるので、それを生で実感できたのがすごくいい経験になったなと思います。

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DISH//は放送同日に、新曲「五明後日」の配信リリースを発表。11月3日（木・祝）に配信されるこの楽曲は、ドラマ『ザ・トラベルナース』（テレビ朝日系）の主題歌で、DISH//と山崎まさよしさんの共作です。

＜番組概要＞
番組名：SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ：こもり校長、ぺえ教頭
放送日時：月～木曜 22:00～23:55／金曜 22:00～22:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/