スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。人生に前向きになる力を与えてくれる“ことば”を大切にしている江原が、現代社会でさまざまな物事に直面している人たちに温かいメッセージを届けます。
11月6日(日)の放送は、「職場での人間関係」に悩むリスナーの相談にアドバイスを送りました。
奥迫協子、江原啓之
<リスナーの相談>
東京都 女性 40代前半 パート・アルバイト
私は弁護士事務所の受付をしていましたが、入って間もなく辞めてしまいました。理由は、受付のリーダーの方との関係です。初日から私と彼氏との関係を細かく詮索され、その内容を勝手に周りの人に話されたり、私がお客さまをお部屋に案内する際、ちょっと話しをしただけで「今、何を話したの?」といちいち聞いてきたり、毎日私の服装をチェックしてきたり……。
リーダーは神経質で心配症な方なので、隣にいると落ち着けず、だんだん居心地が悪くなって悩むようになりました。退職した今でも、思い出すとちょっとだけ嫌な気持ちになります。このような人がそばにいるときは、気持ちをどのように整理したら生きやすいですか? 江原さんのアドバイスをいただけましたら幸いです。
<江原からのアドバイス>
江原:協子さんのほうが、お仕事でいろんな人に関わりますでしょ? こういう上司と接したことはありますか?
奥迫:あまりないですね。あっても気にしない、気にならない(笑)。鈍感なんですかね?
江原:“鈍感力”っていうぐらいですからね。大事ですよね。
奥迫:“あまり近づかない”っていうところもあります。お仕事であれば割り切って……ということもありますが、そこまで深くお付き合いはしませんね。
江原:さすがですね。日本人の悪い癖で、職場でもプライベートと同じようにオープンにしようという人がいるんです。それが幸せだと思っているの。でも、仕事は仕事なんですよね。
私は、「群れて(蒸れて)良いのは肉まんだけ」って言っているの。だから、群れちゃダメなんですよ。“孤高”が大切。みんな「職場でお友達や彼氏を作ろう」と思いすぎるというか。“縁”でそうなるなら良いけれど、それだけ。
あと、働いているか・いないかは関係なく、私があまり好きでない言葉は“ママ友”。
奥迫:子どもでつながっている関係ですよね?
江原:(普通に)友達を作るだけでも大変なのに、(共通点が)“子供同士”っていうだけでそんなに信用できる?っていう。“ママ友ランチ”をして、詮索されて苦しんでいる人って、いっぱいいるじゃないですか? 私はよく「『真(しん)・副(そえ)・控(ひかえ)』を常に考えなければダメ」と言っている。職場はお仕事をするところで、お友達を作るところじゃないんですよ。
「スピリチュアルワーキング・ブック」(王様文庫)という本に書いているんだけど、「職場が楽しくない!」って(言う人がいるけれど)職場はディズニーランドじゃありません。楽しくしてくれる所には、お金を払わなきゃいけない。自分で職場を楽しくするんです。まず、ニッコリと「おはよう!」とか「今日もいい天気!」とか(自分ら挨拶をしたり声をかける)。アホだと思われてもいいんですよ。
仕事はあくまでも仕事。それでいて、自分のプライベートのお友達がいる。1人でもいいんですよ。「今日ちょっと愚痴を話してもいい?」とか言ってね。言える人が1人でもいればいい。
奥迫:じゅうぶんですよね。
江原:そして、ちゃんと礼節をわきまえて「話していいですか?」って言わないとダメ。相手に突然電話をして「もーさー!!」とか急に言われると、相手が何を話しているのか分からないんだから。だから、そういったことをちゃんとできて、常に自立していないとダメなんですよね。それをわきまえていれば、いい。
あと、ママ友って子どもが楽しく過ごすため(の関係)でしょ? だから、自分を演じるんですよ。で、絶対にやってはいけないのが、悪口に乗っちゃいけない。あとは悪口を言っちゃいけない。つい、うなずいただけでも「あの人、そう言っていたよ?」って言われたりするんです。もし、そこまでハメられたなら「公明正大」(※公平で、良心に恥じるところがなく正しいこと)が一番。「私は悪くない」って言って、一番いいのはヘラヘラ笑っていることなんですよ。
奥迫:何も言えなくても笑っている。そうしていると、その場の雰囲気がどんどん変わっていきますよね。
江原:そう。だから笑っていて、それを悪く言う人がいたら、もう仕方ない(笑)。「あの人は、いつもアホみたいに笑っている」とか言われてね。でも、それがいいですよね。そう言われたら「はい~!」って言えばいいんだもん。
分かる人は分かってくれる。分かんない人のことは追わない。“類は友を呼ぶ”だから。“波長の法則”といって、(そういう人のことは)絶対に追わないこと。そういった意味でも、相談者さんがその職場のことを引きずるのはおかしい。モラハラやハラスメントが、いちいちたくさんあるんだから、“ダメだこりゃ”です(笑)。
奥迫:このリーダーの方も寂しいんでしょうかね?
江原:寂しいんですよ。あと多分、周囲から「いい仕事をしている」と言われることに必死なんでしょうね。
奥迫:なので、人のことが気になると。
江原:そう。その人は自分自身を評価してもらうことがアイデンティティなんだろうから、「かわいそうねぇ~」って思って、私たちはありのまま素直にニッコリ笑ってね。誰もが、自分以上にも、自分以下にもなれないんです。
●江原啓之 今夜の格言
「生きることは学ぶこと。そして、成長することなのです」
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聴取期限 2022年11月14日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/