ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。11月7日(月)は、『SOCIAL LOCKS! スペシャル』と題して放送。今回は、ryuchellさんとパフォーマーのDAIKIさんがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭がリスナーから届いたメッセージを紹介し、番組内のコーナー「SOCIAL LOCKS!」を振り返りました。
ryuchellさんは
「True Colors Festival」のアンバサダーで、DAIKIさんは「SOCIAL LOCKS!」も参加した同イベントのプロジェクト「True Colors CARAVAN」のパフォーマーとして全国7ヵ所を一緒にまわりました。
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こもり校長:2021年12月から毎週月曜23時に届けてきた
「SOCIAL LOCKS!」。
ぺえ教頭:この授業では、生まれた環境のことや性のこと、障がいのことだったり、さまざまな生徒(リスナー)が、本当に素直な声を届けてくれた時間でした。
こもり校長:「SOCIAL LOCKS!」は先週の月曜日(10月31日)が最終回だったんだけど、このコーナーでは45人の生徒が声を届けてくれました。
ぺえ教頭:はい。
こもり校長:
「点字ブロックの上に障害物があると、安心して歩くことができません」という声を届けてくれたり……。
ぺえ教頭:
「フリースクールに通っていたことを、打ち明けることができません」と、心のうちを伝えてくれたり……。すごくいいコーナーだったから、ツイッターや
学校掲示板でも、「終わってほしくないな」という声があったりして。生徒たちの素直な声を聞けるいい時間だったのかな、と思って嬉しかったね。
こもり校長:今夜は「SOCIAL LOCKS!」の総決算として、『SOCIAL LOCKS! スペシャル』をお届けします。
◆リスナーから届いたメッセージ
――「SOCIAL LOCKS!」で話せてよかったです
【私は
3月21日の「SOCIAL LOCKS!」で持病の話をしました。起立性調節障害という病気です。人前で持病の話をするのが怖くてずっと迷っていたけど、少しでも多くの人に知ってもらいたい、という一心で話しました。放送を聞いてくれた人からは「知らなかったから知れて良かった」と言ってもらえたり、同じ境遇の人と話すこともできました。あの日話せてよかったです。本当にありがとうございました。今年もギリギリで闘っているけど、進級できるように頑張ります!】(16歳)
ぺえ教頭:勇気を出して声を届けてくれたんだね。
こもり校長:同じ気持ちの生徒もきっといるから、声に出し続けるのは大切なことだなと思いますね。
DAIKI:正直、信じ続けること、伝え続けることってつらいと思うんです。でもつらいことはつらいって言っていいと思うし、つらいと言い続けることも僕は全然アリなんじゃないかなと思います。ただ、自分はどうやったら幸せになれるのか……とか、幸せを探していることすらも楽しめたらいいなと思います。僕自身も、人に助けてほしいことがまだまだたくさんあるので……。
ぺえ教頭:うんうん。
DAIKI:人間誰しも完璧な人はいないと思っていて、それは障がいがあるからとかではなくて。どんな人も完璧ではないからこそ胸を張って、声を大にして「助けて!」とか「もう無理!」とか言えるようになれたら、意外とみんなが幸せになれる近道なんじゃないかなって感じます。
――普通だと思っていることが普通じゃないことだってあるんだ
【「SOCIAL LOCKS!」を聴いて、普段何気なく生活している中でも困っている人がいると、正直はじめて知りました。僕たちが普通に過ごしていても、その環境がいやだと思う人もいるし、僕たちにとって普通だと思っていることが普通じゃないことだってあるんだと知りました】(14歳)
こもり校長:たしかにね。僕らも全部わかるわけではないし、むしろわからないことのほうが多いのが現実だし……。
ぺえ教頭:そうだね。
こもり校長:まだまだ知らなきゃいけないことが、たくさんありますよね。
DAIKI:そうですね。
ryuchell:みんなそれぞれの“普通”があるからね。そこも強要せずに、それぞれの色を認め合えたらいいよね。
ぺえ教頭:そうだね。
――吃音症のことを言う勇気をくれてありがとうございました
【
吃音症のことについて話してくれたおかげで、自分が吃音症を持っていることを周りの人たちに言えました。吃音症を持っていることを言う前は、一部の人からからかわれたりしていました。しかし、言ってからはからかわれることもなくなりました。改めて、僕に吃音症のことを言う勇気をくれてありがとうございました】(14歳)
こもり校長:きっかけってどこにあるかわからないですけど……自分から打ち明けるのは緊張しますもんね。
DAIKI:そうですね。言うタイミングや言える場所に巡り合うか、というのもありますから。でも、どんな状況でも言いたいことを言葉にしていくことは、次につながる可能性が絶対に高いと思うので。それを忘れないでほしいなと思います。
――この日の放送では……
●
8月の「SOCIAL LOCKS!」に登場し、
「True Colors CARAVAN」のイベントにも登壇した15歳
●「自閉症と場面緘黙症で人前で話すのが苦手だけど、面接を乗り越えて好きな大学に通いたい」という19歳
●「(
SOCIAL LOCKS! でメンタルクリニックに通っているリスナーの話を聞いて)スクールカウンセリングに行く勇気が出ました」という13歳
と電話をつなぎました。
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聴取期限 2022年11月15日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長、ぺえ教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒
https://www.tfm.co.jp/lock/