スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。9月18日(日)の放送は「私、困っています」をテーマにお届けしました。
江原啓之
◆私は最低な人間です
私には、夫と生後3ヵ月、4歳の2人の男の子がいます。育児真っ最中で、忙しい日々を過ごしています。
結婚する前提で主人の実家へご挨拶に行ったとき、主人のお兄さんに出会い、好きになってしまいました。私の理想とは違う主人でしたが、自分は納得したつもりで結婚をしました。子どもを授かってしばらく経って、お兄さんが結婚をしました。絶望感でとてもつらかったです。
私が2人目の子どもを出産したとき、お兄さんの奥さんが妊娠したと聞きました。すごくつらくなって、ときどき泣いてしまいます。私は、お兄さんの幸せな結婚生活を望んでいませんし、奥さんに嫉妬しています。最低な人間です。お兄さんは子どもを欲しがっていたので、すごく悔しい気持ちです。この変な気持ちを、どうやってなくしていいか分かりません。ぜひ教えてください。
◆江原からの“ことば”
どうしたらいいか……。まず、知りません(笑)。ただ、最初のくだりは分からなくもない。結婚をする前提で主人の実家へ行ったとき、主人のお兄さんに出会い、好きになってしまう。こういうことはあると思うんです。でも、その後の話がひどい。あなたはずいぶん、傲慢な人だと思います。“私の理想とは違う主人でしたが、自分は納得したつもりで結婚をしました”って、この話を聞いているリスナーさんは“何様……!?”と思っていると思いますよ(笑)。
けれど、これだけははっきりしている。お兄さんは、あなたのことを別に好きではない。お嫁さんのことが好きなんだから。あなたが勝手に一方通行で好きなだけ。
私が同情するとしたら、突然(相手の実家に行ったら)お兄さんを好きになってしまったということ。けれど、それは叶わない。当時、婚約・結婚をやめ、1から……ということであれば、ちゃんとした理性的な人だと思うんです。もしくは納得して結婚したのであれば、お兄さんのことは忘れるか。
お兄さんの立場からしてみたら、お兄さんは別の人と結婚をして幸せになって良かったなと思うんです。なぜかというと、人が幸せになることに対して「つらくなる」とか「幸せを望んでいない」などと言う人は、人間として正常な愛念を持っていないですよね。あなたにあるのは自己保身ばかり。自分が中心。自分が愛されたい。あなたは自信がないのでしょう。
あと、“好きでもない”という傲慢な言い方をしながら、お子さんがいる。そんなにお兄さんのことが好きなのであれば、なぜ2人目を作ったりするのだろう。すべてが矛盾している。お子さんが気の毒です。勝手な気持ちでお子さんを振り回さないでほしい。
この状況が本当にキツイのであれば、離婚をして1人になったほうがいいと思う。でも、子どもを犠牲にしていることだけは確か。子どものことを考えるならば、子どもさんを育て上げるまで、自分の償いだと思って(子育てを)するべきだと思います。
あと、私に怒ってほしいと言うけれど、怒るほうは、気分が良くないですからね。自分への許しや免罪符がほしいと、甘えているのでしょうね。誰かに怒ってもらおうと思う前に、自分自身でカタを付ければ良かったのにね。
◆江原啓之 今宵の格言
「みなさん、“生きる意味”を理解していますか?」
「あと、私は魔法使いではありませんから」
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聴取期限 2022年9月26日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/